【第3回】アフリカで8か月インターンをした私が学んだこと②~百鬼丸ブログ~

こんにちは!
百鬼丸です。

4月から始まった私のインターン生活。

8か月が過ぎ、一つの区切りとして書き始めたこの連載。(といっても2回だけですが(笑))

第2回目は、「インターンを通じて学んだこと」です。


前回の記事「インターンをしたことによる私の中での成長」をまだご覧になっていない方はこちらからぜひ!

学んだことも成長したこと同様、数えきれないくらいありますが、
今回ご紹介したいのは3つ。

「実際に手を動かすことの大切さ」「自分の言いたいことを簡潔に伝えることの大切さ」、そして「途上国の現実」です。

少々長くなりますが、一つづつ深堀していこうと思います。


1, 実際に手足を動かすことの大切さ

これまでに多くの現地企業を訪問させていただきました。
ルワンダ出張にいらっしゃった企業の方とお会いする機会もありました。

その中で感じたのが、
日本企業が提供しようとするサービスと
現地企業/人々のニーズのギャップ。

そのギャップに気づく企業もあれば最後まで気づかない企業もありますが。

ビジネスである以上、会社に利益が出る形でないといけない。

しかし、現地の企業/人々のニーズを満たしていなければ、
それは本来あるべきビジネスの姿ではないし、実行したとしても上手くいかないと思うのです。

実際に現地の人々の話を聞くからわかること。
実際に暮らしをして体験したからわかること。

アフリカでは特にそういうことが多い気がしています。

実際の声や体験を基にして進めていけば、きっとそこにギャップが生じることはない。
データや聞いた情報のみだと、その裏に隠された真実が見えてこない。

このことを痛感したと同時に、手足を動かす泥臭い仕事の重要性を感じました。

2、自分の言いたいことを簡潔に伝える大切さ

現地企業を訪問したり、現地従業員とコミュニケーションを取ったり、ハウスボーイと話す際に気を付けていたこと。

それは「自分の言いたいことを簡潔に伝える。」です。

私の第一言語は英語ではありません。
彼らの第一言語も英語ではありません。
そして彼らはお世辞にも英語が上手とは言えません。
(もちろん上手な人もたくさんいますが。)

そんな人々に難しい英語を使って、細かい説明をしようとしても伝わらないのです。また、長々と言いたいことを言おうとしても伝わりません。

まず自分の言いたいことを明確にし、それを一番最初に伝える。
そこから少し説明を加える。この説明も難しいものだと彼らを混乱させるだけなので、なるべく簡単な英語で簡潔に自分の言いたいことを伝える。

母国語が英語でない人と上手くコミュニケーションを取るためには、これらが非常に大切だと感じました。

3、途上国の現実

ルワンダは街並みもきれいで安全です。

そのため、旅行に来た人々は「ルワンダはきれいで人も優しく、住みやすい」
口をそろえてこう言います。

しかし、ルワンダで生活する中で、「途上国の現実」を目の当たりにすることがたくさんありました。その一部を紹介します。

①ハウスボーイにお金を盗まれたこと

私たちの住んでいる家のハウスボーイが、日本人の友人のお金を盗んでいることが発覚しました。

盗まれたこともショックでしたが、それ以上にショックだったことは、心優しい彼の性格をお金が変えてしまったことです。

彼は7人の子供を持つ一家の大黒柱です。
生活は決して楽ではありません。

自分よりも二回りも三回りも若いムズング(白人の意味)が、
自分よりもずっとお金を持っていることを知っていて、
そのお金たちが自分のすぐ手の届くところにあったなら・・・。

私が同じ立場であったら、いけないとわかりながらも犯罪に手を染めてしまうと思います。

彼が犯したことは犯罪なので、かばう気はありませんが、
この出来事が起きてしまったのは「お金が欲しかった」という彼の欲だけではなく、いろんな背景があるのだと思いました。

お金は人を変えてしまう。
この言葉が身に染みた経験でした。

②従業員のお母さんが病気になったこと

ある従業員のお母さんががんであることが発覚しました。
医者によると、インドでの手術が今すぐにでも必要だとのこと。

「その治療費をかき集めるために、家も畑も売って、自分にはもう何も残っていない。」

彼は私にこう言いました。
何も残ってないは言いすぎな気もしますが、母親の命を救うために彼の家族が持っているものを手放したのは事実だと思います。

日本であればきっと早期発見ができただろうし、
日本であれば十分な治療を国内でできたでしょう。

日本だったら簡単に助かる命が危険にさらされてしまう。
その事実を身をもって知りました。

③知り合いの兄弟が亡くなったこと

以前から仲良くしていた現地人の弟さんが亡くなりました。
弟さんは軍で働いており、一家の稼ぎ頭であったそうです。

その一報を彼女が電話で受けた時、
私もその場にいました。

普段は冷静で落ち着きのある彼女が泣き叫び暴れまわっている姿を見た時、
私は何と声を掛けたらよいかわからなかっただけでなく、
彼女を恐いとまで思ってしまいました。

一家の稼ぎ頭がいなくなって彼女たちのこれからの生活はどうなってしまうのか。

すごく考えさせられる出来事でした。

現地人と仲良くして彼らの生活を理解して馴染んでいたと思っていたけれど、このような出来事があると、自分は彼らの生活、置かれている状況を全く理解できていないことに気がつきます。

そして、理解したところで「外国人」の私たちができることは非常にわずかであることも。

私はこれらの問題の共通点は「お金」だと思っています。

お金がないから盗んでしまう。
お金がないから最善の治療が受けられない。
お金を稼ぐ手段が少なすぎるがゆえに、稼ぎ頭を失った際にどうしたらよいのかわからず途方に暮れてしまう。

だから、「途上国の人々は裕福ではないけれど幸せ」という言葉は事実ではないと気付きました。

たしかに彼らは私たちには持っていないものを持っているけれど、
だからと言ってそれは「幸せ」なのでしょうか。

自分が彼らのような状況に置かれた際に、それでも「幸せ」だと胸を張って言えるのでしょうか。

私は富を持つ者が自分を正当化するための言い訳に過ぎないと思います。

大学生はもっとキラキラした目標や夢を持つべき。
そう思う方もいるかもしれません。

しかし、実際に現実を見て、その現実と向き合って、地に足着いた目標を掲げる。
その経験のほうが、社会人になったときにずっと役に立つと思うので、これらの経験や気づきは私にとって非常に有意義なものでした。

今、この記事を読んでくださっている大学生のみなさん。
少しでも共感してくださったあなたはE-gatesでのインターンに向いていると思いますので、ぜひご検討ください(笑)

少し厳しいことも書きましたが、
普段の生活は笑顔溢れるとっても楽しいものです。

現地従業員に誕生日をお祝いしてもらったり、結婚式に招待してもらったり、不思議な暗号言語を教えてもらったり。
インターン生でカジノに行ったり。

誕生日サプライズにまんまと引っ掛かり、ケーキでお祝いしてくれました(笑)
結婚式の様子。

自分の置かれた環境がどれだけ尊いのか実感しつつも、
思っていることを素直に表情や言葉に出す彼らを、
自分の表現方法を持っている彼らを、
尊敬しています。

ルワンダにむかつくことはたくさんあるけれど、
この穏やかな雰囲気と過ごしやすい気候は非常に気に入っています。

キガリの街並み。

長くなりましたが、最後に私が伝えたいことは、
E-gatesでのインターンは、自分の視点を180度変えてくれる経験がたくさん詰まっています。
ルワンダでの経験はきっとかけがえのないものになると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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