【第1回】Jongororoで私が得たこと~ジャッキーブログ~

2020.4.13

はじめまして、ジャッキーと申します!

2019年9月から2020年3月までの半年間、

E-gatesからスピンアウトしたJongororoプロジェクトの

現場担当としてインターンを行っていました。

今回、そして次回と2回に分けて、
私がインターンで「得たこと」、「意識していたこと」についてお伝えしたいと思います。

得たこと

自分は物事を浅く広くできる人ではあったけど、
深さも得ることができた

私はインターンをする前は様々なことを68点くらいでこなす、平均点ちょい上人間でした。
ただJongororoでの至上命題である「ミスを0にする」作業を行っていく中で、議論をとことん深めて真の原因を見つけ出せるようになりました。

その結果、広さを持ちつつ重要課題などについてはとことん深ぼり、ダメなものは妥協しない力がつきました。
(以上のことはこちらのコラムに詳しく書いてあるのでぜひご覧ください!)


現地の人々に寄り添う姿勢の大事さ

仕事において良好な関係を築くためには色眼鏡をかけずに、一人の人間として向き合う姿勢が本当に大事です。
無意識的に金銭面、教育面等から現地の人を下に見てしまうことがあるかもしれません。

しかしそれだと彼らの輝いている部分が見えないことがあります。(例えば仕事中に素晴らしい意見をしてくれても気づけない)

私は業務中や休憩中に積極的にコミュニケーションをとって、現地従業員の彼らが日々何を考え、何に困っているのか、そんな部分を意識しながら過ごしていました。

これを行うことによってまず信頼関係が生まれます。
ただの上司と部下という関係ではなく、年齢も近いのでより近い距離でコミュニケーションが可能になります。
このコミュニケーションによって得た情報を元に、一人一人の得意・苦手分野を把握し、適切な人員配置を行います。

さらに業務中に私からルワンダ人従業員に対して、きつく言うことも多々ありましたが、信頼関係を築けていることによって萎縮せずポジティブに受け止めてくれることが多かったと思います。

また、彼らが何かに困っているときにすぐに気づくことができます。
例えば、ルワンダでは日本に比べて家族トラブルなど自分とは直接関係のない悩み事が起きることが多いです。
そのため細かい表情やテンションの違いから声をかけて、できる限り問題解決と仕事の両立を支えられるようにしていました。

従業員のお誕生日もみんなで祝います

「言うは易く行うは難し」

「途上国×ビジネス×現地のみで完結する仕組み」

途上国をフィールドとして何かしたいと感じた時に、ビジネスというお金を生み出し続ける継続的な形かつ現地のみで完結する仕組みが望ましい。

というのは日本にいた時に途上国ビジネスの学術論文や成功事例を学ぶ中で何度も目にした言葉です。
一度きりの支援等ではなくビジネスならお金の循環を生み出すことが可能なのでより継続的です。

日本人が深く介入していたらもし現地でも今回のCOVID-19ようなが事態が発生して日本人が帰国しなければいけない際に営業を停止しないといけません。
そのため現地人だけで完結する仕組みづくりは非常に重要です。

これ、言うのは簡単なのですが実際にやってみると本当に難しいことが分かります。

「現地のみで完結する仕組みをつくる」と言っても、決して高いとは言えない教育レベル(例:560分が何時間何分か計算できない等)で育ってきた現地人には根気強く教育していく必要があります。

Jongororoでもできる限り現地人で完結する仕組みづくりを意識してきました。

しかし現状、Jongororoではお客様である日本企業様とのコミュニケーションの一部や現地人のみで完結させるためのシステムづくり、

モチベーションの維持等の理由から現場に日本人が入り込み、業務を行っています。将来的にはそれらほぼすべての業務を現地従業員のみで遂行できるようにして、日本人が現場にいなくても業務がまわるような仕組みを実現させるつもりです。

途上国をフィールドにビジネスをやりたいと感じた場合、どうしてもマクロ的な視点になりがちですが、内部システム等を本当に根気強く作り上げていく必要があるといったミクロな視点を持つことが重要です。

例えばJongororoでは、マクロ視点で見れば人件費の面からコストメリットを生かし、人口増加による被雇用者層の増大で安定的な雇用が見込めるため魅力的な事業に映ります。

しかしこれをミクロ視点、実際に従業員と会ったりして事業の細部を詰めるとなった場合、先に述べた骨の折れる教育の必要性や人件費以外の費用の高さなど現実に直面し、解決すべき問題がいくつも生まれてきます。

そのため、二次データを基に頭や机上で語るよりも、現場主義で現場にある現状や課題を考慮したうえで事業計画等を立てていくことが、常識の通じない途上国ではより大事になります。

自分が将来海外事業展開などに関わるときには、マクロデータと現場感の両方に注目して考えていきたいと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
次回は私がインターン中に「意識したこと」について書きたいと思います。

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