【E-gates Africa News Vol.36】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『成長するアフリカの二輪車市場』
今回は、二輪車に関する3本の記事を紹介する。
東アフリカの代表国ケニアにおいては、2013年、新規登録二輪車台数が自動車を上回り、それ以降も登録二輪車台数は増加し続けている。自動車と比較した保有コストの安さや中間所得階級の増加が要因となり、アフリカの二輪車市場は成長を遂げているのだ。
(https://gentosha-go.com/articles/-/8182)
市場が拡大する一方で、需要の6割超がバイクタクシーなど商用向けのために低価格の二輪車が好まれ、日本のメーカーはインドや中国のメーカーに押されているのが現状である。
(https://www.nna.jp/news/show/1932854)
そこで、日本のメーカーは、インドで生産している低価格な車種を販売したり、SNSでのマーケティングやアフターサービスに力を入れるなど様々な工夫を凝らしている。
ジャパンブランドを保持しつつも、現地の需要に柔軟に対応していかなければ、アフリカで生き残っていくことは難しいだろう。
以下二輪関連記事3本
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ニュース①
「アフリカの二輪市場、2021年までに90億米ドルを超える」
TechSci Researchのレポートによると、アフリカの二輪市場は2021年までに90億米ドルを超えると予測されている。南アフリカ、ナイジェリア、タンザニアがアフリカ最大の二輪市場、ケニア、アルジェリア、ウガンダ、エジプト、モロッコ、アンゴラ、エチオピアがそれに続く。アフリカの公共交通システムの未整備が二輪車を都市部と農村部を繋ぐ重要な輸送手段にしている。
https://www.techsciresearch.com/news/1662-africa-two-wheeler-market-to-cross-9-billion-by-2021.html
From Techsci Search(n.d.)
ニュース②
「2020年から2025年における南アフリカの二輪市場予測」
一人当たりの収入の増加、雇用機会の増加、インフラの開発などにより南アフリカの二輪市場は今後成長が見込まれる。南アフリカの二輪市場で活躍する主要企業の中には、ホンダやスズキ、ヤマハなど日本の二輪メーカーも含まれている。
https://www.businesswire.com/news/home/20200623005551/en/South-African-Two-Wheeler-Market-Forecast-2020-2025—Assesses-the-Impact-of-COVID-19-on-the-Industry—ResearchAndMarkets.com
From businesswire(2020/6/23)
ニュース③
「300万人のドライバーの生活と、国の空気を変える。国民の足「バイクタクシー」の電動化ですすめる、東アフリカの前進」
主な交通手段がバイクタクシーのアフリカの国々では、バイクの電動システム化が進んでいる。ルワンダでは、2019年8月、ポール・カガメ大統領により「国内すべてのバイクを電動式に移行する計画」が発足され、現在進行中である。
https://heapsmag.com/africa-bike-taxi-good-for-air-life
From HEAPS(2020/6/2)
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