『コロナ渦におけるアフリカと中国』

2020.8.27

【E-gates Africa News Vol.30】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『コロナ渦におけるアフリカと中国』

今回は、アフリカにおける中国の動きに関する3本の記事を紹介する。

中国の対アフリカ貿易は米国の4倍以上で、2017年の中国の対アフリカ直接投資残高は430億ドルに上る。さらに、中国へのアフリカ人留学生は米国へのアフリカ人留学生の数よりも多い。
(ニュース②、https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/06/e7e7ffb3c560d364.htmlより抜粋)

製品やインフラ建設、投資を通じて中国はアフリカでの存在感を着実に強めている。

下記ニュースからも明らかなように、その動きは今回のCOVID-19においても顕著だ。

中国が存在感を放つ一方で、現地の人々は日本を中国の一部だと考えている人もおり、日本は国としての存在感を十分にアピールできていない。

ラストフロンティアとして世界から注目を集めるアフリカにおいて、日本企業ならではのバリュー を提供しそれを認識してもらうことで、日本の存在感を強めていく必要があるだろう。

以下中国関連記事3本
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ニュース①
「習近平国家主席、債務免除を含めたアフリカへの支援を表明」

中国の習近平国家主席は、6月17日、COVID-19対応への連帯を示す中国・アフリカ緊急サミットに参加し、COVID-19の影響で財政が逼迫する一部アフリカ諸国に対し、債務免除あるいは返済猶予延長すると述べた。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/06/9db05309da1a515a.html
From JETRO(2020/6/24)

ニュース②
「コロナ禍でも着実にアフリカを従属させていく中国」
COVID-19の感染拡大がアフリカ経済を不況に陥らせ、結果、中国に対する巨大債務は、アフリカの債務全体の1/5を占めている。一方で、中国で開発されるワクチンに対する利用許可をアフリカに出したり、ジャック・マーがアフリカ54か国に莫大な寄贈を行うなどったりと、COVID-19を通じ中国がアフリカで地歩を固めつつある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ace7eb22bdd2b90b8e7caaedcb2defc3ba5fc60e
From Wedge (2020/7/7)

ニュース③
「加速する『中国離れ』と『中国依存』」
中国の習近平国家主席は、アフリカの国々への医療物資の提供と専門家の派遣の他、新型コロナウイルスのワクチンをアフリカに優先的に配布することを約束した。さらに新型コロナウイルスへの中国の対応をアフリカの国々が全面的に支持するとした共同声明を発表し、中国政府の対応に対する欧米諸国の批判をかわした。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/432712.html
From NHK(2020/7/14)

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