『COVID-19が進めたアフリカのキャッシュレス化』

2020.6.18

【E-gates Africa News Vol.21】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『COVID-19が進めたアフリカのキャッシュレス化』

今回は、アフリカのモバイルマネーに関する3本の記事を紹介する。

COVID-19のパンデミックが始まって以来、アフリカの多くの政府は、ウイルス拡散防止のための措置を実行してきた。なかでも印象的だったのが、現金のやりとりから感染を防ぐためのモバイルマネーの活用である。

弊社の現地従業員によると、実際にモバイルマネーでのやりとりが急増しており、これまで手数料を上乗せされていたキオスクでも、手数料を上乗せされることなく買い物ができるようになったそう。

アフリカの現場の変化は日本の現場の変化よりもずっと早い。

以下モバイルマネー関連記事3本
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ニュース①
「COVID-19パンデミックがナイジェリアでのモバイルマネー取引を促進」

ナイジェリアではキャッシュレス取引が急速に成長しており、COVID-19パンデミックの継続に伴いさらに増加すると予想されている。ナイジェリアの中央銀行は、2018年にモバイルマネーの制限を緩和し、2020年までに使用率を国民(成人)の80%にすることを目標としている。
https://www.voanews.com/covid-19-pandemic/coronavirus-pandemic-fuels-mobile-money-transactions-nigeria
From VOA News(2020/6/8)

ニュース②
「デジタル決済の浸透:COVID-19がルワンダのモバイルマネーに与えた影響からの教訓」

ルワンダではCOVID-19に対応するため、デジタル化の取り組みが推進された。その初期段階として、3月19日、ルワンダ国立銀行(BNR)はロックダウン中に企業と個人の両方をサポートするための措置の実行を発表し、モバイルマネーによる送金手数料が大幅に削減された。
https://nextbillion.net/covid-rwanda-mobile-money/
From Next Billion(n.d.)

ニュース③
「COVID-19が西アフリカのモバイルマネー成長の引き金に」

アフリカのモバイルマネープロバイダーは取引手数料を削減または免除し、政府は、対面でのやりとりを減らしウイルスの蔓延を遅らせるためにデジタル決済を奨励している。モバイルマネーの使用が成人の4人に1人のみである西アフリカにおいて、COVID-19はモバイルマネーの利用者を増やし、より多くの人がデジタル経済に包括されるだろうと専門家は予測する。
https://www.reuters.com/article/health-coronavirus-africa/coronavirus-seen-as-trigger-for-mobile-money-growth-in-west-africa-idUSL8N2BN6AF
From Reuters(2020/4/1)

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