ジャッキーです!
今回は前回のブログに引き続き、インターン中に私が意識していたこと、インターンを終えて現在後悔していることについてお伝えします。
第2回でもう最終回ですが、最後までご覧いただけますと幸いです!
目次
意識していたこと
「まあわかるでしょう」をやめた
自分の意識したことはルールの背景をしっかりと伝えることでした。
明らかに彼らが悪い、というのはある意味こちらの価値観の押しつけでもあるのです。
例えば遅刻。ルワンダの文化からしたら遅れることは割と当たり前でした。
これが業務中で同じ姿勢だと納期遅れで顧客の信頼を失い、最悪の場合仕事がなくなってしまいます。
「遅刻はしてはいけない」という日本では常識で、そのルールが設定されている理由まであまり深く考える機会がなかったです。
しかし常識の異なるルワンダという国で生活、仕事をしてみてルールが設定されている理由・背景を考えることができました。
理由や背景を前もって伝えておくと、「ルワンダの文化では違う」という言い訳に負けることなく、自分の保身にもなりますw
ルワンダ人だけで回る仕組みづくり
前回のブログでも書きましたが、実際やるとなるととても難しい。
前提として、自分を含めた日本人が現場からいない状況でも品質を維持し、納期を厳守した状態で営業するのが、継続性や人員最適化という面から目指すべき状態です。
まずルワンダ人従業員だけでもフローさえ守れば完璧といったシステム作り。
そしてそのフロー厳守のための責任感の引きだしやモチベーション維持。
この2点を強く意識していました。
ただ結果で言うと、達成したいゴールがそれぞれ100%だとすると、私がインターンを終えた段階では、
システム面が80%の完成度、
モチベーション維持が50%程度の完成度といった実感で、
モチベーション維持の方はもう少し何か出来たかなという実感です。
ワークフロー等のシステムはかなり完璧に近づいていて、これさえ守ればミスは起きないはずといったものになりました。
新しいオーダーに対しても同じものが作成できるかどうかで残りの20%が決まると思います。
モチベーション維持の面では、20歳あたりの働いたことのない現地の若者にいかに責任感を持ってやってもらうかが非常に難しかったです。
この中で私が意識したことは、彼らに「自分たちがやってる感」を持ってもらうことです。
例えば新しい仕事のワークフロー作成では、とにかくまず自分が完全に業務を把握し、ミスが起きやすいようなポイントの予測を立てます。
その後みんなに議論を任せ、方向性や外せない重要なポイントだけ自分が示唆します。
そうするとぬけ漏れのないワークフローができるとともに彼らは「自分たちでやってる感」を持ち、自然と仕事に対する責任感も大きくなってきます。
このように、現地従業員に「彼らが仕事を主体的に行っているように感じさせる」ことで、
仕事への責任感を持ち、高いモチベーションで仕事に取り組んでもらえるように工夫しました。
アメとムチ
現地では、日本人の基準ではこんなこともできないのかということが多々発生します。
もちろんムチによって危機感をあおることも大切ですが、褒めるときは褒める、楽しむときは楽しむといったアメがモチベーション維持のためにとても大切でした。
私は2段階でのアメとムチを意識していました。
1段階目はCEOの綾子さんがムチで自分がアメという構造。
綾子さんが常にリーダーとして厳しい基準やビジョンを掲げ続け、自分が現地従業員のモチベーション維持や細かいケアを行っていました。
2段階目は自分自身の中でアメとムチを使い分けていました。
特に品質には厳しく言い続けました。ただ言ったことしっかり行ってくれたりや積極的な提案をしてくれた時はしっかりと褒めていました。
もし自分が彼らの立場であったら、どのような姿勢や行動がモチベーション向上やチームの成長につながるかを常に意識していました。
以上3点がこの6か月間常に意識していた点です。
後悔していたこと
「チームの成長」を常に意識し、上司に提案し続ければよかった。
自分がまず上司との関係性を正しく設定すべきでした。
私は、経験も知識を段違いの上司に「100%の正解じゃないと言うべきではない」という考えを持っていました。
ただ、上司が私に求めていたものは、
「より多くの情報を収集し、多くの選択肢を提示すること」
「少しでも自分が正しいと思ったことは納得するまで言い続けること」
でした。
上司を疑うこと、自分の提案の価値を正しく認識すべきでした。
そしてチームの成長という観点からより多くの提案をしていれば、より成長していたのかと考えると、後悔しています。
後悔を経て今後どうしたいか?
言われたことをやるという基本的な能力以外にも、
たとえ上司と方向性が違ったとしても、自分が得た情報や知見から意見を述べて議論することが、
最終的にチームにとってベストな結果をもたらすという考え方も持ち合わせようと思いました。
自分が上司になった時には、
「自分が完全に正しいわけではない。自分で正しいと思ったことは言ってほしい」と伝えたいと思います。
また、部下が意見しやすい雰囲気づくりも同時に意識したいと思いました。
最後に
私はこの6か月間、インターンにどっぷり浸かることによって自分の弱みや強みに気づくことができ、
物事に取り組む姿勢から多種多様な知識まで深い学びを得ることができました。
E-gates及びJongororoのインターンの一番の魅力は、「退路を断ち、自分ととことん向き合えること」だと思います。
ルワンダでは、日本にいた時のように「バイトやサークルなどほかの用事があって忙しい…」等の言い訳はもちろん通用しません。
目の前の仕事に全力で取り組まざるを得ない状況(と全力の愛で厳しくしてくれるCEO)のおかげで、ふと振り返ってみると勝手に成長がついてきているはずです。
成長したいひと、やりたいことが見つからない人、自分は何が得意不得意か分からない人。物理的にも精神的にも退路を断って、本当の自分を見つけませんか?
今まで以上の成長が自分の意志さえあれば絶対についてきます!
世界情勢がどうなっているかわかりませんが、9月以降ルワンダへの渡航が許される状況になればという条件でインターンを募集しています。
ご興味ある方は下記まで英文のCVと志望動機とともにご連絡ください。
E-gates.ltd
Africa Consulting Firm
~Go Faster, Do Faster~
admin@egates-africa.com