【E-gates Africa News Vol.51】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『アフリカの宇宙産業』
今回は、アフリカの宇宙産業に関する3本の記事を紹介する。
2020年11月、日本人宇宙飛行士野口聡一氏が3度目の宇宙へと旅立ったことで、世間の宇宙への関心が高まった。現在、野口氏と共に国際宇宙ステーションISSに滞在するビクター・グローバー氏は、長期滞在のためにISSに到着した最初の黒人宇宙飛行士として注目を集めている。(ニュース①)
宇宙産業においては、中国やアメリカが、アフリカの宇宙産業の拡大に伴い、宇宙産業におけるアフリカとの連携を強化することで、国家間の関係を強めている。
様々な産業において協力しビジネスを行うことが、結果として国家間をさらに強く結びつけることに繋がっているのだ。
アフリカというと、保健やインフラ、消費財といった産業に目が行きがちであるが、様々な視点から「ラストフロンティア」におけるビジネスの可能性を探ることが、日本とアフリカの関係性をさらに前進させることになるだろう。
以下アフリカの宇宙産業関連記事3本
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ニュース①
「ビクター・グローバー氏、長期滞在のためにISSに到着した最初の黒人宇宙飛行士に」
11月17日、44歳のNASA宇宙飛行士ビクター・グローバー氏がISSに搭乗し、6か月間に渡る任務を開始した初のアフリカ系アメリカ人となった。これまでアフリカ系アメリカ人宇宙飛行士がISSに滞在したことはあったものの、数週間にわたる任務で、長期的な滞在ではなかった。
https://www.space.com/victor-glover-first-black-crewmember-space-station
From Space.com (2020/11/17)
ニュース②
「アフリカの宇宙開発をソフトパワーで後押しする中国」
宇宙産業は、中国とアフリカの関係の中で重要な立ち位置にある。専門家によると、アフリカ諸国の宇宙計画に財政的支援を提供することは、中国が大陸でのソフトパワーを前進させるのに役立っているという。アフリカの宇宙産業は現在70億米ドルの価値があると推定されており、さらに今後5年間で100億米ドルに上昇すると予測されている。
https://www.scmp.com/news/china/diplomacy/article/3104900/china-boosts-its-soft-power-africa-while-launching-african
From South China Morning Post (2020/10/11)
ニュース③
「南アフリカの宇宙機関がNASAの最新の火星ミッションをサポート」
南アフリカ国立宇宙機関(SANSA)は、米国航空宇宙局(NASA)の火星2020ミッションの立ち上げと初期飛行フェーズをサポートしている。同ミッションは、ローバーを赤星に運ぶことを目的としており、ローバーを載せた宇宙船は約7ヶ月かけて4億6700万キロメートルを移動する。
https://www.engineeringnews.co.za/article/south-african-space-agency-providing-support-to-nasas-latest-mars-mission-2020-07-30
From Engineering News (2020/7/30)
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