【第1回】初めまして!JICAオープンイノベーション調査プログラム①〜ふり子ブログ〜

2019.7.4

初めまして!
挨拶が遅くなってしまいましたが、今年3月からE-gates社でインターン生として働かせて頂いております。ふり子と申します。

初めての投稿なので、まず自己紹介をしようと思います!

【名前】 ふり子
【年齢】 21歳
【出身】 東京
【大学】 東京外国語大学(1年休学中)
【趣味】 ファッション、サッカー観戦、インスタでの料理動画視聴

ここの前はケニアの現地NGO、またタンザニアの日本人経営ゲストハウスでインターンをしていたのですが、なぜその後ルワンダに来てE-gates社でインターンしようと思ったかというと、ビジネスについて学びたかったのと、スワヒリ語が主流ではなく、また過去に部族対立を経験し現在は部族意識が消滅しているという点で同じ東アフリカでも2国とは異なるルワンダに興味があったからです。

なんで3月からインターンしてるのに7月になってやっと投稿!?
と思う方も多いと思います。笑

決して3月から何もしていなかったわけではありません。笑

私は普段Jongororoというオフショア事業での画像加工プロジェクトに従事しており、主に現地従業員のマネジメントをしているため、ブログは3月からE-gates社ではなくJongororoホームページにて投稿させて頂いています。

そんなわけでこちらにはこれまで登場することがなかったんです。笑

ちなみに皆さん、Jongororoホームページは既にご覧になりましたか?

Jongororoホームページはプログラミング勉強中のインターン同期、トリスが作成してくれたものなので皆さん要チェックです!!
こちらからご覧ください!

Jongororoでの事業内容はもちろん、ブログではスタッフの紹介や日々私が彼らのマネジメントをする上で苦労している事などを紹介しているのでちらっとでも覗いて頂けたら嬉しいです。

さて、第1回の今回は先日JICAオープンイノベーションプログラムの調査に同行させて頂く機会があったためその際のお話をご紹介したいと思います!

このプログラムでは高専生のアイデアでコーヒービーンズの熟度を調べるアプリの開発を目指しており、弊社では情報提供から実務まで、現地サポートをさせて頂いています。

今回は現地でのコーヒービーンズのサンプル撮影と糖度調査を目的とし、コーヒー農園とその加工場を訪問しました!

こちらは今回私たちが訪問した、ルワンダ北部カヨンザ郡にあるAkagera Coffee Projectの皆さん。

そして一番左にいらっしゃるのが青年海外協力隊としてルワンダで活動されており今回加工場と農園を案内して下さった中山さん。

案内して頂く中で、日々苦労されていることやルワンダでのコーヒー栽培における課題などをシェアして下さったのでここでも紹介していきたいと思います!

ところで皆さん、私たちが毎日飲むコーヒーはもともと果実であるということ、ご存知でしょうか?

実は私も今回の訪問で初めて知ったのですが、コーヒーの実は果実であり、よく見ると中に入っている豆の周りに果肉があるんです!

現地の農家さんに言われるがままにその場で摘んだ実を口に入れ果肉部分を味わったのですが確かにちょっぴり甘くフルーツであることを実感しました。

コーヒーの実は熟度によって色が変わるためこの写真のように農園に行くと様々な色の実が生っています。
赤い実が熟している実であり緑色の実はまだ熟していない実。

農家さんは収穫の際は熟度のみでなく虫に食われていないかなども見て一つ一つ実を摘んでいます。

今回私たちもサンプル採取のため、農家さんらと一緒にコーヒーの実を摘んだのですが、同じ赤でもぶどう色のものやより鮮やかな赤の実があり、また虫食いなのかそうでないのか初心者の私にはなかなか判断が難しく、毎日一つ一つ実を積み続ける農家さんの大変さが伝わってきました。

さて、ここからは加工場の紹介。

加工場には農園から収穫したコーヒー豆の加工に使用する様々な施設があり、また様々な工夫が施されていました。

こちらはコーヒー生産で有名であるコロンビアから輸入されたとっても立派な機械。この機械で収穫後のコーヒーの実から、コーヒー豆を取り出すのです。

またこちらはコーヒー豆を重量ベースで選別する装置。

この装置は垂直ではなく若干斜めになっていて、虫に食われていたり悪くなっている軽い豆から下流へと流れていき選別されていく仕組みとなっています。

今回訪問させて頂いたAkagera Coffee Projectでは毎日約10名ほどのスタッフが働いておりコーヒー豆の精製作業を行っているとのこと。

コーヒー豆の精製と言っても機械に任せられず人が行わなければならない工程がまだたくさんあり訪問する中でスタッフらの仕事の大変さを感じました。

中山さんに伺ったところルワンダでのコーヒー栽培・加工における一番の課題は栽培時の病害虫の除去であるとのこと。

特に東アフリカに多く生息しているアンテスティアと呼ばれる亀虫の一種による被害が深刻だそう。

なぜこの虫が問題かというとこの虫に食われた豆からはなんとポテト臭が発生してしまうからなんです。
まさに生のじゃがいもをかじったような味がコーヒーからするのです。。。

この虫に食われるとコーヒーの実に小さな傷ができるのですが中山さんによると現地の農家さんらはこの傷があっても正常なコーヒーの実とともに加工場まで持ってきてしまう事も多いとのこと。

精製の過程での選別も難しいため、栽培時の除去が大事であり現在は除虫菊を使用して除去していると教えてくださいました。

またさすがルワンダのコーヒー事情をよくご存知で、今回のアプリ開発にも様々な助言をしてくださいました。

開発予定のアプリはコーヒーの実の色と豆の糖度で熟度を判別するというものですが、ルワンダではまずスマホを持っている農家さんが少ないため農家さんには普及しないのではないか。
逆に加工場で働くスタッフであればスマホを持っている人もいるため工場で普及の可能性があるのではないかとご教示頂きました。

またそもそもルワンダでは重量ベースで熟度を判断しており、糖度を熟度の判断材料にする考え方をルワンダに浸透させるのはなかなか難しいのではないかとの助言も頂きました。

今回は加工場の見学のみならず実際にコーヒーの実を摘むところから体験させてもらいとても貴重な機会を頂くことができました!

またコーヒーの栽培から精製、出荷まで懸命に働く現地スタッフの姿をみて、普段私たちが何気なく毎日飲むコーヒーも彼らの地道な努力の賜物なのだと感じることができました。

農園と加工場を案内してくださり、今回のJICAプロジェクトの調査にも協力頂いている中山さんには本当に感謝致します。

流暢なキニアルワンダ語で現地スタッフと話す中山さんはとてもかっこよかったです!ありがとうございました!!

以上!ふり子ブログでした!
次回は同じ日に訪問させて頂いた日本人経営の養豚場をご紹介します!

それではまた次回お会いしましょう!

E-gates社でのインターンに興味のある方はこちらからご連絡ください。
2019年10月以降はまだ空きがあります!

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