【E-gates Africa News Vol.40】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『コロナ渦における日本企業の動きin Africa』

今回は、アフリカにおける日本企業の動きに関する3本の記事を紹介する。

安倍元首相は２０１９年８月、横浜市で開催されたアフリカ開発会議（ＴＩＣＡＤ）で、「日本企業のアフリカ進出を助けるため、あらん限りの策を講じる」と訴え、日本企業のアフリカ事業への関心も増していた。（ニュース③）

その矢先、COVID-19の感染拡大により、多くの日本企業が駐在員の引き揚げ、視察の中止を余儀なくされ、アフリカでの日本企業のプレゼンスがさらに下がるのではないかとの懸念の声も挙がっている。

一方で、ニュース①や②のように、現地に渡航できないながらも着々とアフリカでの事業を進める企業も存在しており、また、アフリカビジネスに関するオンラインセミナーも活発に開催されている。

世界中の企業が同じ状況下の今、できる準備を進めるか進めないかで、withコロナ、afterコロナにおけるアフリカでの企業のプレゼンスに大きな差が生まれるのではないだろうか。

以下日本企業関連記事3本

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ニュース①
「中古車ガリバー、アフリカ進出　年内にも販社」
中古車販売最大手の「ガリバー」を展開するIDOMがアフリカ市場へ進出し、2020年内にもタンザニアに販売子会社を設立する予定。日本から中古車を輸出し、販売やローンの提供などのサービスを整え、海外の主力市場の一つに育てる。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO65392280T21C20A0TJC000?s=6
From 日本経済新聞 (2020/10/24)

ニュース②
「豊通、ケニアのバス運行管理に投資　デジタル化後押し」
豊田通商はケニアでバス事業者向けの運行管理システムを開発、提供しているスタートアップ「データ・インテグレイテッド」へ投資した。同社はバスの位置情報をリアルタイムで集め、事業者や乗客に提供しており、豊田通商は、運行状況が分かりづらいケニアのバス交通のデジタル化を支援する。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO65228220Q0A021C2L91000
From 日本経済新聞 (2020/10/20)

ニュース③
「企業のアフリカ進出、正念場に　コロナと安倍氏退陣が痛手」
活発化しつつあった日本企業のアフリカ進出は、COVID-19流行でアフリカへの渡航が困難となったことで、停滞しつつある。さらに、民間企業のアフリカ進出を後押ししていた安倍晋三首相が突然退陣したことで政治的な推進力が失われかねないという懸念の声も挙がっている。こうした中で盛況しているのが、アフリカビジネスに関するオンラインセミナーである。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091900382&g=eco
From 時事ドットコム (2020/9/20)

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