【E-gates Africa News Vol.35】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『注目を集めるアフリカのミニグリッド』
今回は、ミニグリッドに関する3本の記事を紹介する。
アフリカでは、人口増加に伴い、電気にアクセスできない人々が増加している。
その数は2018年末時点で5億9000万人に達した。(ニュース③)
より多くの地域に電気を届けるため、近年注目を集めているのがミニグリッドである。
三菱商事、住友商事、豊田通商などの日系商社がミニグリッドサービスを展開するスタートアップへ出資参画している。
一方で、電気を届けた後、ミニグリッドを一つの産業として成り立たせるためには様々な課題が存在しており、企業は事業の多角化が求められている。
日系スタートアップWASSHAが、自社サービスを通じて培ったネットワークを活用してEコマース事業を開始したのがその一例だ。
アフリカにおいて、日本企業は、技術や知識を活かし、問題解決の一歩先まで見据えたビジネスを行っていく必要があるのではないだろうか。
以下ミニグリッド関連記事3本
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ニュース①
「アフリカに光を灯す:再生可能エネルギーとオフグリッド」
2014年から2018年にかけて、世界銀行は再生可能エネルギーとエネルギー効率化に115億ドル以上の資金を提供した。中でも注目しているのが、農村地域での費用対効果が高いミニグリッドシステムで、世界銀行は開発途上国へのミニグリッド投資の約25%を支援している。
https://www.worldbank.org/en/news/feature/2020/08/13/lighting-up-africa-bringing-renewable-off-grid-energy-to-communities
From World Bank(2020/8/13)
ニュース②
「アフリカでオフグリッド電力が普及」
アフリカにおけるオフグリッドソーラー製品の市場は急速に成長している。グリッドソーラー協会GOGLAによると、東アフリカだけでも、2019年下半期ソーラーランタンなどのオフグリッドソーラー製品とソーラーホームシステムの売上は、上半期に比べて40%増加した。
https://africanbusinessmagazine.com/africa-energy-yearbook-2020/off-grid-power-takes-off-in-africa/
From Africa Business Magazine(2020/9/7)
ニュース③
「アフリカにおけるソーラーオフグリッドとミニグリッドの重要性」
国際エネルギー機関(IEA)によると、2010年から2018年にかけて新たに3億2000万人が電気を利用できるようになった。しかし、人口の増加に伴い、アフリカで電気にアクセスできない人も増加しており、 2018年末の時点で5億9000万人であった。この問題を解決するために注目を集めているのがミニグリッドである。
https://www.afrik21.africa/en/africa-universal-electrification-needs-solar-off-grid-mini-grids/
From Afrik 21(2020/4/14)
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