【E-gates Africa News Vol.34】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『COVID-19だけではない、アフリカの感染症』
今回は、アフリカの感染症に関する3本の記事を紹介する。
COVID-19という新たな感染症が人々の関心を集めているが、以前から存在する感染症の脅威が消えてなくなったわけではない。
特にアフリカ諸国では、三大感染症と呼ばれるエイズ・結核・マラリアに加え、デング熱やエボラ出血熱など感染症の種類が多く対策が容易ではないのだ。
WHOは「サハラ砂漠以南のアフリカ諸国でのマラリアの死者が、前年から倍増して約72万人になる恐れがある」と発表した。COVID-19による外出制限などによってマラリア患者の治療が遅れたり、殺虫剤処理をした蚊帳の配布が滞ったりする可能性があるというのだ。
(https://globe.asahi.com/article/13451865)
アフリカ諸国の人々の健康を守るためには、COVID-19の感染対策のみではなく、その他の感染症への対策・治療にも目を向け、力を入れていかなければならない。
以下アフリカの感染症関連記事3本
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ニュース①
「ポリオ、アフリカで根絶宣言 残るは南アジアの2国」
アフリカ地域認定委員会(ARCC)が、アフリカで野生株のポリオが根絶されたと宣言した。ウイルス性の感染症であるポリオは通常、5歳未満の子どもに影響を及ぼし、回復不能なまひを引き起こす場合もある。呼吸器の筋肉が影響を受けると死に至ることもある。アフリカで根絶されたことで、ポリオが残るのはアフガニスタンとパキスタンだけとなった。
https://www.bbc.com/news/world-africa-53887947
From BBC News(2020/8/25)
ニュース②
「コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱」
コンゴ民主共和国のエクアトゥール州で11回目のエボラ出血熱(EVD)の発生が宣言されてから3か月、症例数は増加、発生の地理的な広がりは拡大し続けている。2020年9月1日の時点で、47の死亡(死亡率43%)を含む110の症例(確認済み104、推定6)が報告されている。
https://www.who.int/csr/don/03-september-2020-ebola-drc/en/
From WHO(2020/9/3)
ニュース③
「年間270万人が感染症で命を落とすアフリカにとって、新型コロナは真の脅威なのか?」
サハラ砂漠以南のアフリカでは、COVID-19以外の感染症で年間270万人が命を落としている。2016年、マラリアの罹患者は1億9550万人の罹患者、うち死亡者は40万8千人。HIV/ エイズによる死亡者は72万人、結核による死亡者は40万5千人。さらに下痢症でも65万3千人が死亡している。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shimomurayasuki/20200503-00176464/
From YAHOO!ニュース(2020/5/3)
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