TAIKIと申します!
私は2023年6月下旬からルワンダに渡航し、Jongororo Itd.にて現場マネージャーとしてインターン活動に勤しんでいます!
まずは自分のプロフィールをご紹介
あだ名:ポンチ
年齢:22歳(2001年生まれ)
大学:上智大学外国語学部英語学科 開発経済学専攻(4年目を休学中)
趣味:ダンス
現在アフリカで2023年6月下旬〜12月まで約6ヶ月間のインターン中
渡航に至った一番の理由は、就職時期を目前にして自分を見つめ直すにあたり、環境を100%変えて、自分の弱みと向き合いたかったからです。
そしてその期待通り、Jongororoは自己成長に最高の環境でした。
「インターンなんて日本でもできるし、わざわざアフリカまで行く意味なくない?」
と思う人もいると思います。
しかしこの環境の一番の魅力は過去のインターンブログにもあるように「退路を断って、自分と向き合えるところにある」と思います。
インターン以外にやることはない。
日本とは時差7時間で両親にも友達にも頼れない。
周りは全員アフリカ人で縮こまってはいられない。
そんな環境だからこそ常に学び、弱みを見つけ、行動し、成長できます。
今回はそんな環境で、1ヶ月半私が揉みに揉まれて学んだ「マネージャーの仕事とは?」ということについてお話させてもらいます。
目次
「マネージャーの仕事」とは?
私がマネージャーとしてどんな一日を過ごしているか気になる人も多いと思いますので、忙しかった7月下旬のある一週間のスケジュールをまずご紹介します!ちなみに土曜日もスタッフとお祭りに行って、日曜に死んだように寝た一週間です(笑)
渡航して数週間の私は綾子さんに言われるがまま、スケジュールを入れ、上記のようなスケジュール感で作業を続けていました。しかしマネージャーとしての意識が芽生えたきっかけは意外にも友達の「アフリカでマネージャーの仕事って何やってるの?」と言う質問がきっかけでした。
この時、エンジニア=プログラミングのような簡潔な回答を欲していた気がしますが、
Jongororoのマネージャーとしての仕事=これだ!!
という回答が当時の私にはできず、自分のスケジュールを見返しました。俯瞰的にその
統一感のない仕事の数々をみて、マネージャーの仕事とはなんだろうかとそこで疑問に思いました。そして自分が抱える疑問に対する答えが言語化されている気がして、藁をも縋る思いでAndrew GroveのHigh Output Managementを手に取りました。
そして結論としてまず
マネージャーの仕事とはOutputの最大化であるということに行きつきました。
そしてそれを元にして考え、Jongororoでのマネージャーの仕事とは、オーダーの対応数(売上)を如何に効率よく上げるかであると理解できました。
なんでOutputの最大化がマネージャーの仕事なの?
「マネージャーの仕事とはOutputの最大化である」と話しましたが、何故そう言えるのでしょうか。説明するためにJongororoでの例をあげてみます。
例えば、私が作業のやり方を教育してもらい、マネージャーとしてではなく、作業スタッフとして働くとします。その場合、職場のスタッフとしての人員が+1されただけになります。
しかし私が日本人マネージャーとして、10人のルワンダ人従業員の作業効率を10%以上上げられれば、単純計算でほぼ一人雇うことと同じになり、職場へのインパクトはその方が大きいと言えます。
マネージャーの存在意義とは、こうしたレバレッジの大きさにあります。また逆に、いくら頑張ってもOutputが変わらなければ、むしろ普通に僕が作業をした方が良いわけです。
つまりマネージャーの仕事とは自分がチームの+1になるよりも、全体の生産性を考慮し、チームで+1以上を実現することなのです。
そしてマネージャーとして作業効率を上げ、チームで+1以上の成果を実現するためには、
必要なことと不必要なことを見分けることに日々敏感にならなければなりません。
そのためにも不必要なことはインターンの身であっても、現地人だけでなく、時には上司にもはっきりとNOと言えるだけの現状把握能力と思い切り、必要なことには全力投球する決断力と忍耐力が重要だと感じます。
臆することもありますが、特にマネージャーとして自発的に考え、準備し、提案する習慣が身についたことで、周りに流されやすいという自分の弱みと向き合えており、自己成長に繋がっていると日々感じます。
どうOutputを最大化するよう行動したか?
ではここからは上記を踏まえて、「じゃあどう意識してOutputを最大化してきたの?」という部分を説明するため、もう一度一週間のスケジュールを改めて参照して、実際は一つ一つなんで必要だと判断したのか、それぞれどういう意識を持って遂行し、Outputの最大化に繋げたのか簡単に見たいと思います。
実はカレンダーは色分けしてあり、マネージャーの仕事の種類に合わせて、色ごとに以下に分けられます。
黄….人材獲得
緑….働く環境を改善する労務管理
青….作業効率向上と品質管理
赤….意思決定
黄には人材獲得の意図がありますが、上記の写真ではほぼこのブログ作成に当てられています(汗)このブログもインターンで得られる経験を分かりやすく伝えることで、日本人の方のインターン参加を後押しするだけでなく、日本の顧客に活動の現状を知っていただく意味合いがあります。
緑は書類準備、PC環境の見直しなどの労務管理、いわゆる働く環境を改善するマネージャーの仕事です。
また昼食、夕食も緑に含めていますが、これは食事の場が意外に良い従業員からのヒアリングの場になっているからです。日々の日常会話から「実はあのマウスたまに動かないんだよね」などと報告されたり、モチベーションの面で色々相談を受けたりします。そういう時にベストな言葉をかけて、従業員のモチベーションを上げるのもOutputに繋がるマネージャーの仕事です。またこのヒアリングは四六時中オフィスにいる自分にしかできない、綾子さんと差別化された自分のJongororoでの価値でもあります。
青は「作業効率向上と品質管理」に関してですが、ここではどれだけ業務を簡素化して、Outputを上げるかという特に重要なマネージャーの仕事を実施しています。月〜金の1:00p.m.に設定されている「SAM 納期管理表OJT」は今まで手動で行ってきた納期管理の計算を自動で計算してくれるExcel表に関する教育ですが、これを教育することで納期計算のミスを防ぎ、納期遅れで日本からのオーダーを失わないように対策しています。しかし実践的に活用してもらう必要があり、それには時間がかかるため、一週間特定のスタッフに1 on 1で教える体制をとって、確実に教育する方針をとっています。
(教育は徹底的にやらないと、かえって時間がかかるため、時間を最小限にするためにも一週間みっちり行っています)
赤は意思決定に関するタスクであるが、特に「綾子さんとKPI達成状況確認」は綾子さんと月末に月のKPI達成状況を確認することで、来月どのようにして生産性をあげていくかを意思決定をする目的があります。
そしてそれぞれ一週間のうちの割合を出してみたところおおよそこのようになりました。
18% 黄….人材獲得
24% 緑….働く環境を改善する労務管理
27% 青….作業効率向上と品質管理
26% 赤….意思決定
5% 移動時間
これら業務の割合を参照してみると、私がJongororoのインターンにおいてどれだけOutputを最大化させるかという目標にいろんな面からアプローチをさせて貰えているかがわかると思います。
見る人が見ればまだまだ未熟かもしれませんが、
これらを徹底的に実行したことで、「マネージャーの仕事とは何か」を肌感覚で体験できたことが、この1ヶ月半の私の大きな収穫です。
最後に
ブログを書いている現時点ではまだ1ヶ月半しか経っていませんが、どれだけこの環境で綾子さんやルワンダ人従業員に揉まれながら、自己成長しているかが伝わっていたら嬉しいです!
そしてこんな貴重な環境で働けている今だからこそ、さらに自分で掴みにいく意識を持って、綾子さんにどんどん提案する意識も日々大事だと感じています。
全力には、全力で答えてくれるのが綾子さんです。
自分のように退路を断ち、自分自身と向き合いたい方は是非アフリカのルワンダに足を運んでみることをお勧めします!
Jongororoメンバーはいつでも暖かく迎え入れてくれます。
11月以降のインターンを募集中ですので、ご興味ある方は下記のメールアドレスまで英文のCVと志望動機とともにご連絡ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
E-gates.ltd
Africa Consulting Firm
~Go Faster, Do Faster~