『COVID-19が変えたアフリカの教育』

2020.11.14

【E-gates Africa News Vol.41】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『COVID-19が変えたアフリカの教育』

今回は、アフリカの教育に関する3本の記事を紹介する。

COVID-19は観光や農業など多方面に渡って大きな影響を及ぼしている。

教育は最も大きな被害を受けた業界の一つで、日本では、全国の86%の学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校および特別支援学校など)が臨時休業に追い込まれ、学習の場に大きな衝撃が走った。
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20200728.html

アフリカでは、ケニア政府がすべての初等・中等教育を3月から休止し、児童・生徒約1700万人全員を留年させるという異例の決断を下した。※現在は撤回
(ニュース②)

このような予測不能な事態の中、オンライン教育や体温スクリーニングの強化など子供が教育を受ける権利を守るための様々な施策が講じられている。

一方、教育基盤がぜい弱なアフリカでは、COVID-19による教育格差の拡大が著しい。未来を担う子供たちへの教育の有無が、10年後20年後のアフリカの姿に大きく影響すると言っても過言ではないため、教育環境の早急な改善が求められている。

以下教育関連記事3本

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ニュース①
「COVID-19がアフリカの子供の教育に与える影響」
2020年4月から8月にかけ、Human Rights Watchは、ブルキナファソ、カメルーン、コンゴ民主共和国、ケニア、マダガスカル、モロッコ、ナイジェリア、南アフリカ、ザンビアの学生、保護者、教師、教育関係者57名に遠隔インタビューを実施した。COVID-19による学校の閉鎖は、以前から存在していた教育の不平等を悪化させたことが明らかになった。
  
https://www.hrw.org/news/2020/08/26/impact-covid-19-childrens-education-africa
From HumanRights Watch (2020/8/26)

ニュース②
「子供たち全員を留年させようとした国 一転して学校再開」
COVID-19対策のためすべての初等・中等教育を3月から休止し、児童・生徒約1700万人全員を留年させるとしていたケニア政府が一転、12日から一部で学校を再開している。新規感染者数が減少してきたため軌道修正した形で、カリキュラムを数カ月遅らせて対応する見通しだ。

https://www.asahi.com/articles/ASNBM2V9CNBCUHBI01N.html
From 朝日新聞Digital (2020/10/20)

ニュース③
「南アフリカスタートアップKarri、学校でCOVID-19に感染した生徒を選別」
南アフリカのスタートアップKarriは、学校のモバイルアプリを介した保護者からの支払い受け取りを支援し、生徒が学内に到着する前にCOVID-19のスクリーニングを行う新機能を開始した。

https://disrupt-africa.com/2020/10/sa-startup-karri-helps-schools-screen-students-for-covid-19/
From Disrupt Africa  (2020/10/27)

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