『e-healthの活況と課題』

2020.7.29

【E-gates Africa News Vol.27】
〜世界のニュースをアフリカの視点から〜
『e-healthの活況とその課題』

今回は、アフリカのe-healthに関する3本の記事を紹介する。

COVID-19の流行は、世界中の人々が自国や他国の医療体制に関心持つきっかけとなったのではないだろうか。

東アフリカの代表国・ケニアにおいては、人口1,000人当たりの医師数は0.2、病床数は1.4。
日本の医師数2.3、病床数13.7と比較すると医師や病床の不足は明らかであろう。
(参照:https://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/2018al.pdf)

整った医療環境とは言い難いアフリカ大陸において、現在、モバイルテクノロジーを活用した自己診断や遠隔医療アプリ、AIチャットボットなどのe-health分野が急成長を遂げている。例えば、ルワンダではBabylという企業が、携帯電話を活用し200万人に医療サービスへのアクセスを提供したことで注目を集めた。(ニュース③第5段落)

e-healthの革新は医療における人々の選択肢を増やした一方、医療サービスにアクセスできる人とできない人の格差をさらに拡大させたという声も挙がっている。 (ニュース③第5段落)

短期間で急成長したe-healthビジネスの持続性と課題を理解する必要があるだろう。

以下e-health検査関連記事3本

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ニュース①
「アフリカのe-healthにおけるスタートアップの数と投資が過去最高に達す」

アフリカのe-helathにおけるスタートアップの数は180に達し、過去最高を記録している。また、e-healthへの投資も急増しており、2020年前半の投資額は過去5年間の累計投資額の半分以上を占めている。

https://disrupt-africa.com/2020/06/africas-e-health-sector-booming-as-startup-numbers-and-investment-reach-record-high/
From Disrupt Africa(2020/6/26)

ニュース②
「アフリカのe-healthは活況を呈しているがこのまま成長し続けるのか」

COVID-19はe-healthソリューションの普及に拍車をかけた。しかし、この短期的な変化がパラダイムシフトを導くかどうかは疑問である。最も重要な課題は、ターゲット市場における低所得層の消費力の欠如である。

https://disrupt-africa.com/2020/07/africas-e-health-ecosystem-is-booming-but-can-it-sustain-this-level-of-growth/
From Disrupt Africa(2020/7/9)

ニュース③
「アフリカのe-healthシステムをリセットする絶好の機会」

COVID-19が猛威を振るう中、アフリカのe-healthサービスが注目を集めている。公平で高品質なヘルスケアの提供を可能にするため、パンデミックと闘い、そしてパンデミック後のヘルスケアシステムの再開発を達成するために、古いシステムを新しいデジタルイノベーションで補完する動きが活発である。

https://www.weforum.org/agenda/2020/07/great-reset-africas-e-health-systems/
From World Economic Forum(2020/7/17)

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